「自然エネルギー国際会議2004」にむけた準備体制
○ 会議主催
「自然エネルギー国際会議2004」は、ドイツ連邦経済協力開発省(BMZ)、ドイツ連邦環境自然保護原子力安全省の主催によって開催されます。
○ 組織委員会
組織委員会は、会議準備と実施の責任主体です。現在は、ドイツ連邦経済協力開発省(BMZ)、ドイツ連邦環境自然保護原子力安全省(BMU)、ドイツ連邦外務省(AA)、ボン市、会議事務局がかかわっています。
○ 会議事務局
ドイツエネルギー庁(dena)の協力の下、ドイツ技術協力公社(GTZ)によって運営される会議事務局は、ISCや組織委員会などが行う会議準備や実施に関する全ての活動を支援する役割を持っています。
○ 国際運営委員会(ISC)
ISCは、ドイツ政府によって選抜・招待された専門家で構成されています。政府、科学者、世銀や国連開発計画などの国際機関、自然エネルギー業界やその他業界、環境NGO、開発NGOなど、様々な分野からの担当者が委員となっています。
ISCは、会議準備に関してドイツ政府へのアドバイスを提供する役割を持っており、また会期中にも大きな役割を担うことになるでしょう。ISC会合は、会議開催前に計3回(8、スケジュール参照)開かれ、その中で準備を進めることになっています。
○ 国内委員会(NBK)
NBKは、主にドイツ国内での自然エネルギー2004に関する準備を進める役割を持っています。NBKもまた、団体、企業、科学者、議員など様々な分野の担当者から成ります。
○ マルチステークホルダー協議(MSD)
現在、多様な参加者によるマルチステークホルダー協議(MSD)を行うことになっています。MSDは、準備プロセスにおいてだけでなく、そして会議の中でも設けることとされており、具体的な成果へとつなげるために、その構成や内容が検討されています。
現在のところ、MSDセッションは2回開かれるとされており、「ステークホルダーフォーラム(Stakeholder Forum for Our Common Future)」が準備および調整をすることになっています。また今後、MSD国際諮問グループ(IAG)が組織され、テーマやスケジュールが検討されます。
○ 地域準備会合
自然エネルギー2004を世界中で促進させるために、世界各地域で準備会合が開かれます。全体で4回の地域会合があり、こうした場での議論が2004年6月のサミットに集約される模様となっています。
・ アフリカ準備会合‐ケニア・2003年11月22日
・ ラテンアメリカ準備会合‐ブラジル・2003年10月28-29日
・ 中央東ヨーロッパ準備会合‐ドイツ・2004年1月19-21日
・ アジア準備会合‐タイ・2004年2月か3月(予定)
○ NGOによる準備
エネルギー問題や気候変動問題に取り組むNGOは、この自然エネルギー2004に取り組むことを主たる目的とした「自然エネルギーと持続可能性のための市民連合(CURES)というネットワークを結成しました。10月に開催されたワークショップでは、このプロセスに向けた宣言文(NGOネットワーク(CURES)宣言文を参照)を採択されるなど、NGOは積極的な参加をしています。
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