自然エネルギー促進法推進ネットワーク
 

〜自然エネルギー2004〜 

  *NGOネットワーク(CURES)宣言文

NGOは、再生可能エネルギーと持続可能性のための市民連合(CURES)を結成し、この準備プロセスへの参加、および本会議に向けた活動を行っています。以下に、宣言文の要約を掲載します(全文は、環境エネルギー政策研究所ウェブサイトまで)。

「未来は再生可能である」 
ボン再生可能エネルギー会議2004へ向けてのNGO宣言   
再生可能エネルギーと持続可能性のための市民連合 
(Citizens United for Renewable Energy and Sustainability: CURES) 

本NGO宣言は、2004年6月にドイツのボンで開催される「再生可能エネルギー 2004」会議へと向けた国際的な準備プロセスを始動させるものである。 
「再生可能エネルギー2004」は、その参加者の多さや多様性から、独特な位置 づけがされている。本宣言文に署名を行ったNGOは、各国政府やその他の主要 な関係者に対して、現在の持続可能でない化石燃料を基本としたエネルギー体 系を克服し、再生可能エネルギーとエネルギー利用効率化に向けた明確かつ断 固たる行動をとることを求めるものである。 
持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)は、貧困撲滅、ジェンダー間の 衡平性、すべての人々へのクリーンで安価なエネルギーサービスの確保、あるいは危険な気候変動を回避するという目標達成のために世界をとりまとめると いう点で、失敗に終わった。このボン会議は、2度目のチャンスである。エネ ルギーサービスを享受していない人々にそれを確保し、また大きな損害をもたらす気候変動を防止するための軌道へと世界の進むべき道を設定することを始 めなければならない。このチャンスは無駄にしてはならない。 
本宣言文は、志を共にする国々に対し、率先して取り組むことを要求するもの である。「ヨハネスブルグ再生可能エネルギー連合(JREC)」に参加する国々 は、このボン会議中に国内数値目標を公表し、リーダーシップを発揮しつつ、 WSSDの終わりに表明した約束を達成するべきである。ボン会議は、多くの国々 が、クリーンかつ供給性のあるエネルギーをもって貧困を撲滅し、危険な気候 変動を軽減するための千年開発目標(MDG)を懸命に達成しようとしていると の明確かつ緊急の合図を送るべきである。また、本宣言文は、大型水力とさまざまな持続可能でない旧来のバイオマスを除いた「再生可能な自然エネルギー」を定義している。
できる限り多くの国々が、本宣言文の中にある新規かつ野心的な約束に合意するべきであり、参加を拒む国々に妨害されるべきではない。本宣言文は、化石 燃料や原子力への補助金の段階的廃止、再生可能エネルギーを促進する新規の 政策や措置、系統に接続していないエネルギー利用への支援拡大などの約束に 必要な多くの要素を記述している。また、開発途上国における旧来のエネルギー源に関するジェンダー間の不衡平性や、再生可能エネルギーが持つ経済的便 益についても強調している。また、私たちNGOは、報告とモニタリング制度、 そして具体的なフォローアッププロセスが必要であると主張するものである。 
本NGO宣言文は、ボン会議において、政府だけでなく、全ての関係者が、新しい約束を生み出すべきであることを強調している。全ての参加者から新しい約 束がなされることが必要であり、これらは、国際金融機関が行う化石燃料、原子力、そして大型水力への資金提供を段階的に廃止し、再生可能な自然エネルギーへと転換していくことを含むが、NGO参加者の活動もまた、持続可能性への移行を実現させるために、決定的である。

 
  *「自然エネルギー2004」トップ
*「自然エネルギー国際会議2004」の背景
*「自然エネルギー国際会議2004」の概要
*会議に向けた準備体制
*日本からの参加
*協議される議題
*予想される成果
*今後のスケジュール
*GENの取り組みについて

※本事業は、平成15年度の環境事業団地球環境基金の助成を受けて実施しています。

 

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