自然エネルギー促進議員連盟提出の法案と当ネットワークの法案の関係 |
4月24日に自然エネルギー促進議員連盟から「自然エネルギー発電促進法案(仮称)」が発表されました。この法案と当ネットワークの関係につきましてご説明いたします。
●議員連盟の動きとGENの関わり
昨年11月に発足した議員連盟は、昨年から毎週金曜日の早朝勉強会を続けてきましたが、今年2月、独自に法制化検討ワーキンググループ(WG)を設け、「促進法」の議員立法化に向けて動いていました。この WGには、 GENは全く関与できませんでしたが、3月末から、当ネットワーク代表の飯田哲也が参加を認められました。
飯田は、 GENのなかで議論をしてきた法案を議連の法案にインプットし、河野太郎代議士(自民・衆院)や愛知和男代議士(自民・衆院)らも法案を提案するなどして、タイプの異なる「自然エネルギー発電促進法に関する3つのオプション」ができあがりました。この3つのオプションの中では、A案「買い取り義務付け法」が、GENの提案してきた法案にあたります。
●「自然エネルギー発電促進法」
4月24日の議員連盟総会で採択され、「自然エネルギー発電の促進に関する法律(仮称)大綱(案)」としてまとまり、発表されました。
内容は、買い取り義務は課さないものの、買い取りに関して買い取り約款を定め、届け出ることになっています。また、自然エネルギー発電供給促進計画の毎年の作成を一般電気事業者(電力会社)に課し、届け出を行い、達成度合いについても報告することになっています。さらには、自然エネルギー発電審議会を設け、紛争処理などを行います。
GENが検討してきた法案は、議員連盟の法案の中に吸収された形となりますが、GENの提案=議連の提案ではありません。買い取り義務など、GENが掲げてきたものは、今回の案には入りませんでした。しかし、「約款」という新しいルールが提示されることによって、現在の個別交渉によって生み出されてきたいろいろな妨害・障害が、かなりの部分まで一掃されることになります。(例:電力会社による自然エネルギーの個別の買い叩き)
よって、当ネットワークとしては、この法案を積極的に支持し、法案が「骨抜き」されたものとならないように注視していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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